聞くたびにぞくぞくっとなる
この間、某ベンチャー企業にお電話させていただいたところ、電話を取ってくれた先方の女性が、
「○○のほうは、ただいま外出という形になります」
って返事してくれたんですね。それ聞いてわたし、感動しすぎて、ふぁふぁっそうですかわかりますた…ってお礼もそこそこに受話器を置いて、上司に、「いま、いま、ほうは形になりますって言われましたああああ」って即報告してその感動を分かち合いました。
こういうおもしろ丁寧語はいったいどこから生まれ、どこへ向かうのか。
○○は外出をしております。
でいいところに「ほう」「形」「なる」っていらない言葉をたくさんくっつけているのは、あいまいにあいまいにさせたほうが丁寧に言ってるように聞こえるからか。不思議で仕方ない。言いながら自分で不思議にならんのだろうか。
いつだったか、店員のおもしろ敬語も話題になったことがあったように思うけど、こちら明太子パスタになります。みたいなやつ、じゃあいまお前がテーブルに置いた皿の上の物体はなにか?”前”明太子パスタってことなのか?これはいまから明太子パスタに変化するなんらかのいわゆるひとつの小麦粉か何かですということなのか?そういうのが一企業でも横行するというのはおもしろいなあと思うのです。
わたしも決して敬語がきちんと使えるわけでもないし、ダメなところあるんですが、気にしていきたいなあと思う次第です。
あと、最近でもう一つ笑ったのは、電話かけた先で担当の人が席を外してたから、戻りの予定を尋ねたところ
「戻りの時間はわかりかねないです」
と返事されたときですね。どっち?どっちなの?ねえどっち?なにこれ今わたし試されてるの?わかりかねてしまう、ってほかの人に言われたこともあってなんかそれもじわじわっとおもしろいなあと思ったけどこれはもう禅問答の域だよ、二重否定は工程って習わなかった?つまりわかるの?戻りの時間わかってるけど私を試しているってこと???
今後とも、出来る限り言葉は丁寧に使っていきたいという形になります。